便秘原因は様々、排便を我慢、加齢、偏った食生活や不規則な生活、運動不足やPMSなどが便秘の原因にあげられます

便秘の原因【便秘解消の方法】

1.排便を我慢する

排便を我慢すると、便秘へと進行していきます

排便を我慢していると直腸と肛門の働きが悪化して、便が下りてきても、便意を次第に感じなくなり、ここで便がストップしてしまいます。

2.加齢

加齢とともに、誰でも腸の動きは低下し、排便力が弱まっていきます

おばあちゃん

高齢者の腸の中をⅩ線で撮影しながら、便の移動時問がどれだけかかるかを調べた研究では、便のたまりやすいS状結腸や直腸で特に停留時間が長いことが確認されています。また、大腸の壁の粘膜や筋肉層は、年とともに萎縮しやすくなります。
大腸の壁の弾力性も20代をピークに低下し、特に排便にかかわる直腸や下行結腸の弾力性が弱くなる傾向にあります。
なお、小腸の筋層問神経叢部分に存在する神経細胞を調べた研究では、高齢者は若い人に比べて神経細胞の密度が34%も低いとの報告があります。
おそらく、大腸の神経細胞でも同様でしょう。つまり、神経細胞の減少も排便力を衰えさせる一因と考えられるのです。

3.偏った食生活

朝食を摂る事は便秘解消に重要です

朝食腸は入り口に食べ物が入ると、出口が広がるという特性があります。また、胃に食べ物が入るとその信号を脳が受けて、内容物を腸に送り出せという指示が出ます(胃・結腸反射)。つまり、食事は腸を動かすために不可欠です。さらに、朝は胃や腸の運動に関与するぜん動運動が、最も強く働く時間帯です。この時間帯に起こるぜん動運動を「大ぜん動」といいます。ですから、特に朝、目覚めたばかりの胃・腸に食べ物を入れることは重要です。しかし、ダイエットや忙しさのために、朝食を抜く人が大勢います。この結果、胃・結腸反射や大ぜん動が起こらなくなり、腸の運動が低下してしまいます。また、食事量が少ないと、食物繊維量も不足するため、ますます腸の運動が低下してしまうことになるのです。現在、20~30歳代の人を中心に朝食抜きがどんどん増加しています。厚生労働省の調査では、20~30歳代の朝食抜きの割合が30%近いという結果が出ているのです。若い女性に便秘が多い背景に、こうした食事形態が大きくかかわっていると思われます。

4.不規則な生活

生活のリズムが狂えば、排便のリズムも当然ながら狂います

目覚まし時計健康な腸では、1分間に4~5回の割合でぜん動運動が行われています。寝ている間にもモチリンというホルモンが分泌されて、腸管の運動が続くようになっています。このように、腸は肛門に向かって自動的に内容物(便)を送り出す機能を持っており、こうした働きには自律神経が大きくかかわっています。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、両者のバランスがうまく整うことで、人間は健康に生きています。ところが、夜ふかしなどで生活のリズムが狂ってしまったり、旅行に行って緊張が高まり、交感神経が優位になったりすると、自律神経の働きが乱れてしまい、停滞腸になって排便力が落ちるのです。たとえば、交感神経が刺激を受けると、アドレナリン、ノルアドレナリンというホルモンが分泌されて胃腸の働きにブレーキがかかることになります。これらが出すぎると、大腸のぜん動運動がうまくいかなくなることがあるのです。

5.過大なストレス

ストレスも便秘の大敵です

普段と違った場所に行ったときなどに、一時的に便秘になったりすることがありますが、これは、いつもと違う生活パターンによる緊張感が原因で起こる便秘です。緊張が高まった腸では、自律神経のうち交感神経の作用が強くなり、その結果、腸管の運動が抑制され、便秘を引き起こします。友人関係や仕事のストレスなど、あらゆるストレスが腸の動きを悪くするといっていいでしょう。

6.運動不足

運動不足は、腸の働きや排便にかかわる筋肉の働きや強さを低下させます

運動
病気やケガなどで、長くベッドに寝ていると便秘がちになることは多くの人が経験していると思います。
逆に、運動を始めたことで便秘が改善するケースも多くあります。

運動不足が腸の働きや排便にかかわる筋肉の働きや強さを低下させることが影響していると考えられます。

7.開腹手術後

開腹手術がきっかけで、腸の運動機能が急激に低下することがあります

手術の謂復に伴って、近くの臓器と手術した部分がくっついてしまうためで学用語では「癒着」といいます。この癒着が最も多いのは、腸管とおなかの壁なのです。これが進行して、食物の残りかすが腸管内を通りにくくなると便秘がちになります。さらに進んで完全に通らなくなるのがいわゆる「腸閉塞」です。

8.月経前症候群(PMS)

便秘も月経前症候群の症状のひとつ、若い女性の便秘の原因です

月経前になると、「イライラする」「気分が沈む」「体の具合が悪くなる」というような症状は、約80%の女性が経験しているといわれています。このような、排卵から月経開始までの時期に現れる身体的・精神的不快な症状を月経前症候群(PMS)といいます。
便秘も月経前症候群の症状のひとつで、若い女性の便秘原因となりやすいのです。排卵から月経までの時期は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まります。プロゲステロンには腸管の平滑筋の刺激感受性低下作用があるため、大腸のぜん動を抑制し、さらには便を硬くします。月経が始まってプロゲステロンの分泌がおさえられると、腸管の平滑筋運動がよみがえって腸内容物も軟らかくなり、便秘状態が緩和されるのです。

9.特定の病気の影響や薬の副作用

甲状腺などの病気や抗うつ剤の服用も便秘の原因です

甲状腺の病気、特に甲状腺機能低下症などでは便秘になりがちです。また、抗うつ剤などを服用していると便秘傾向になることは、よく知られた事実です。

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