腸内細菌の作用便秘の関係について。腸の老化は腸内細菌と深い関係をもっています

腸内細菌の作用【便秘解消の方法】

腸内環境を整えて善玉菌を増やすことにより、多くの病気を予防してくれます

食事とストレスが腸の老化の原因

人間の体は、母親の胎内にいるときは無菌状態ですが、生まれたときから、皮膚や気管、消化器などの粘膜に、さまざまな細菌がすみつきます。これらの細菌のうち、主に腸にすむものを【腸内細菌】と呼びます。
腸内細菌は、およそ100種類100兆個といわれますが、それらが無秩序にすみついているわけではありません。各細菌がある程度まとまり、野山の草花が群生しているような状態になっています。そのため、腸内の細菌の集まりを、【腸内細菌叢】、あるいは【腸内フローラ】と呼びます。

腸内細菌の老化

腸内細菌には善玉菌と悪玉菌があり、腸内細菌のバランスは、年齢とともに変化していきます。生まれたばかりの赤ちゃんの腸内には、まず大腸菌などが現れますが、生後3~4日から善玉菌の代表であるビフィズス菌が現れ、これが99%以上を占めるようになります。離乳期を境にして、バクテロイデスなどの嫌気性菌(酸素を嫌う菌)が優勢となり、ビフィズス菌は10~15%ぐらいに減ってしまいます。個人差はありますが、ふつう、成年期まではこの状態を続けます。ところが、50歳代の後半を境に、ビフィズス菌はさらに急速にへりはじめます。代わりに、悪玉菌の代表である【ウェルシュ菌】や【大腸菌】がふえてきます。腸内細菌が老化すると、一般に、若い人なら10人中5人にしかみられないウェルシュ菌が、高齢になると10人中8人にみられます。また、検出された人の菌数も、若い人は便1gあたり1000個~10万個ですが、お年寄りは一億個と多くなります。シワや白髪などの老化と同じく、腸の中でも老化が進んでいるわけです。そして、腸の老化は、全身の老化につながる重大な意味を持っています。

善玉菌の作用

ビフィズス菌をはじめとする善玉菌は、病気を防いで若さを保つ働きをたくさん持っています。とくに、ガンを予防し、コレステロールを下げ、肝臓の負担を軽くするなど、ガンや動脈硬化、肝臓病などを防ぐために大いに役立ってくれるのです。ガンは、腸内に排泄物が長くとどまると起こりやすくなります。最近の研究では、腸内に過剰なコレステロールがあると、乳ガンの発生を促すホルモンができやすいこともわかってきました。これらのガン予防には、とくにビフィズス菌などの善玉菌が効果を発揮します。また、腸内の善玉菌は体の免疫系を刺激し、抵抗力を高めます。この意味では、感染症やガン全般の予防に役立つといえます。

悪玉菌の作用

悪玉菌は有害物質や発ガン物質を作り出し、体をガン感染症にかかりやすい状態にしてしまいます。悪玉菌が多いと、動脈硬化や全身の老化も進みやすくなります。こういうやっかいな悪玉菌が、加齢とともにふえてきてしまうのです。腸内の細菌バランスが崩れて善玉菌がへって悪玉菌がふえてくると便秘や下痢が起こりやすくなってきます。すなわち、スムーズな排便ができる人は腸内に善玉菌が豊富ですが、便秘や下痢の人の腸内には善玉菌がすみにくく悪玉菌が優勢であるといえるのです。

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