下剤副作用(下剤依存症)の症状(大腸メラノーシス)やメカニズムについて

下剤の副作用について【便秘解消の方法】

便秘が重症化して下剤依存症になると、さまざまな副作用が出てきます

健康な排便には結腸・直腸・肛門の連携プレーが必要です。この連携プレーには、脳や第2の脳といわれる腸の神経系がかかわっています。下剤に頼って便を出す習慣を続けていると、こうした腸のメカニズムに障害が起こり様々な副作用が起こります。

排便力が衰えて自力で排便できなくなってしまう
腹部の不快感や腹部膨満感、残便感などに常に悩まされるようになる
下剤による下痢の症状も慢性化してきます
低カリウム血症(血液中のカリウム値が低くなり、動悸、脈の乱れ、倦怠感や筋肉痛が起こる)
塩類過剰症(血液中のナトリウムなどの塩類が過剰となり、むくみや高血圧を起こす)
大腸メラノーシス(下剤の長期連用で、大腸そのものの形態に異変が起こる)

アントラキノン系下剤

下剤の定番アントラキノン系下剤は、結腸を刺激して排便を促す下剤で、腸を薬の力で無理やり動かし排便へとつなげます。そのため下剤を服用すると腹痛が起こり、人によっては下痢便のような状態で便が出てくることになります。即効性があるため、市販薬でも多くの種類がありますし、医療機関で処方されることもしばしばです。

大腸メラノーシス

長期連用を続けて大腸メラノーシスを起こすと、腸の壁に黒いシミが発生します。アントラキノン系の下剤が体内に入ると代謝(新旧の入れ替わり状態)の過程から、腸にメラニンのような色素沈着が起こるのです。大腸メラノーシスは自覚症状こそないものの、黒い色素の沈着が腸管の神経にも影響して、大腸がまるで伸びたゴムホースのような状態になり、動きが弱まってしまいます。その結果、ただでさえ弱くなっている大腸の働きをますます弱めてしまうのです。大腸メラノーシスは、アントラキノン系下剤の長期連用者によく認められるものです。

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