さつまいもの便秘解消効果と効果について

さつまいもで便秘解消

さつまいもは、イモ類の中でも食物繊維が豊富な食材で、野菜類にも劣らない含有量をもっています。大量の食物繊維が腸の運動をさかんにし、さらに緩やかな下剤の作用があるヤラピンが腸に働きかける相乗効果が便秘を解消のお手伝いをしてくれます

さつまいもサツマイモを生のまま切ると、切り口から白い乳液状の汁が出てきます。この白い乳液状の液体が空気にふれることにより、酸化して黒いヤニになり、イモの傷口を保護する役割を果たしています。この主成分は、ヤラピンという物質で、昔から緩下作用があることが知られています。
ヤラピンの主成分は、ヤラピノール酸という脂肪酸の一種です。このヤラピノール酸とほとんど同じ成分を持つ植物には、たとえばヤラップというヒルガオ科の熱帯植物があり、これもサツマイモとよく似ており、昔から下剤としての効果が知られ、漢方薬の材料として輸入されています。ヤラップの主成分はコンボルブリノール酸という脂肪酸で、これはサツマイモのヤラピノール酸と同類の脂肪酸(オキシ脂肪酸という) です。また、ヤラピノール酸は、ヒマシ油に含まれるリシノール酸という脂肪酸ともよく似ています。ヒマシ油の緩やかな下剤作用はよく知られていますが、サツマイモの切り口から出る白い汁にも同様の効果があります。
さらに、サツマイモに多く含まれる食物繊維も、便秘の解消に役立ちます。食物繊維を摂取すると、胃の中で消化されず、腸にそのまま届き、腸の内容物のかさがふえ、腸管が内部から圧迫されます。また、食物繊維の種類によっては、腸内細菌の絶好の栄養源となります。細菌の活動がさかんになると、炭酸ガス、水素ガスなどが発生して、腸の運動が活発になり、便通がどんどんよくなるのです。便通がスムーズになって便が大腸を通過する時間が短くなれば、大腸ガンの発生を防ぐことにもつながります。これは、発ガン物質が大腸の壁と接する機会が少なくなるからです。

サツマイモの食べ方

生のサツマイモは蒸したり焼いたりするだけで甘みがぐんと増します。サツマイモが甘くなるのは、酵素の働きによってでんぷんが分解され、麦芽糖という糖がたくさん出る事が原因です。しかし、ヤラピンや食物繊維などは安定性がある物質なので、加熱や調理ではほとんど損失することはありません。また、これらは皮の部分に多く含まれているので、サツマイモはよく洗ってから調理し、なるべく皮ごと食べたほうが効果的です。さらに、ふつうは熱に不安定なはずのビタミンCも、サツマイモの組織中ではあまり壊れないことが認められています。サツマイモが胸につかえて食べにくい場合は、摂取しやすくするために、ジュースにして飲んでみるのもひとつです。サツマイモは牛乳との相性が非常によく、牛乳と蒸したサツマイモをミキサーで混ぜるだけで、おいしいドリンクになります。このように、食物繊維やヤラビンを含み、ビタミンも豊富なサツマイモをふだんの食事に取り入れ、便秘知らずの健康な毎日を送りましょう。

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